2016年5月7日土曜日

一発試験 2回目の4 【場内試験 方向転換】 府中運転免許試験場

一人目の人の方向転換


一人目の方の場内試験がスタートしました。

私は後部座席に同乗しています。

一度様子を見られるわけですから、二番目は得ですね。


一人目の方が車庫を右に見ながら通り過ぎて停止。

右バックで車庫のようなスペースに入っていきます。


彼はすんなりと車庫スペースに入っていましたが、一回慎重に切り返しました。

やはり絶対にここで失敗するわけにはいかないという思いから

必要以上に慎重になったのだと思います。


そして、左に出ました。

ほっとしたのでしょう。

車庫から出るときに左ウインカーを出し忘れています。


多分減点でしょうが、もし、点数がギリギリだったらここでアウトになってしまいます。

ほんとに他人事ながらものすごく頑張ってくれという気持ちになりました。

今日あったばかりの人ですが、戦場で生き残った戦友のような気持ちになってます。


さて方向転換が終わり交差点で停車していると試験官が

「あそこに真っ直ぐいってください」

といいました。


みると、上りの坂道があり、頂上に踏み切りがあるではありませんか。


ピーーーーーーーンチ


これも試験なのか?

停車して降りるまでは試験だよね?


えーーーーーーーーーーーー。



一人目 「あそこにいくんですか?」
試験官 「そうです」

一人目 「あそこですか?」(指で指してます)
試験官 「そうです」

一人目 「あそこにいくんですか?」(身体を乗り出して踏み切りを指します)
試験官 「まっすぐあそこにいってください!!」(すこし大きな声)



想定外の試練 坂道発進&踏み切り試験


最後の最後に、まさかの坂道発進&踏み切り試験

一人目の人が、あまりのことに信じられないという感じで混乱しています。


しかし、決心したのか、やってやるぞという表情に変わって

ためらいなく踏み切りに向かって車を進めました。


坂道の頂上、踏み切り前で一時停止、窓をあけ、首をふり、耳をすませました。

そしてギアは一速にし、ハンドブレーキをおろし、坂道を下がることなく

スムーズに走り出し踏切内に進入、そのまま向こうへなめらかに進みました。


「なんだ、これがいままでで一番うまいじゃないか」

と心の中で私はいたく感心していました。



場内試験 方向転換


さあ私の番です。


方向転換の車庫の幅は広いのですが、その前の道幅が結構狭い。

こんなのは自分の家の駐車場に比べれば鼻くそみたいなものだと言い聞かせます。


車庫の様子を確認後、車を斜め前に進めて停止、すぐにバックします。

主に右サイドミラーで右後ろのタイヤと縁石を見て半クラッチでバックしていきます。



「プルルルル プルルルル プルルルル ・・・」


バックの途中で後部座席で携帯が鳴りました。


「携帯を切りなさい(怒)」

試験官が一人目の人を注意しました。


ただ、私はとくに動揺することなくサイドミラーを見て、バックしていました。

余裕で一発で車庫に入りましたので、左ウインカーを出して出て行きました。


それより、一人目の人が携帯の件で落とされないかちょっと不安になりました。

試験中は携帯の電源を切り、カバンと一緒にトランクに入れておくよう言われています。

運転は上手いのに、路上試験で7回落ちたのがわかるような気がしてきました。


坂道発進と踏み切り試験



さあ、次は私が坂道発進&踏み切りを渡る番です。


こんなの本物の踏み切りとくらべたら鼻くそみたいなものだと言い聞かせます。

坂道もたいしたことありません。


忘れてはならないのが、窓開けと耳澄まし。

一人目の方がきちんとやってくれたおかげで、わたしも窓を開けるのを忘れずにできました。


一速で坂道発進し、そのまま向こうへ。

なんなくあっけないほどスムーズにやり遂げることができました。

下り坂を下りている途中で心の中でガッツポーズをしました。


車を朝集合した待機所の前に駐車し、すべての試験が終わりました。


車を降りてすぐ、一人目の人が

「私はどうでしたか?うまくできていましたか?大丈夫ですか?」


と聞かれましたが、携帯の件で試験官に怒られてましたので、

どういっていいのか分からず、笑顔を送って、

無言で何度かうなずきました。


さて、待機所に戻れば、試験結果がすぐに発表されます。



2016年5月6日金曜日

一発試験 2回目の3 【路上試験 結果発表】 府中運転免許試験場


さて、路上試験を終えて府中運転免許試験場に戻ってきました。

待機所に入るとすぐに試験官から結果が個人個人に報告されます。


一人目の方は場内試験の準備をするよう言われすぐに外に飛び出しました。


次に私が呼ばれ、

「場内試験をしますので外の試験車の前で待っていてください。」

やりました、路上試験クリアです。


結局、私が乗った試験車では二人がクリアしました。


ここで、うれしくて気持ちは舞い上がってました。

もう合格したつもりになってました。


一人目の人と待機所の外で少し雑談し、喜びを分かち合いました。

一人目の人は、これまでの苦労を自然と語っていました。


うっかりして免許を更新し忘れたこと。

大型免許も持っていたこと。

仮免許はすぐに取れたが、路上試験は7回目で苦労したこと。

一人目の人の目が輝いています。


さて、10分ぐらいすると試験官がやってきました。

車に乗り込みます。


路上試験は方向転換か縦列駐車のどちらかをやります。

どちらになるのかドキドキしていると。


試験官から

「では今日は方向転換をやってもらいます。」

うぉーーーーーラッキーーーーーーーー。



バックの車庫入れなんて1万回はやってるんじゃないのか?

自分の車の駐車場なんて両隣の車との間隔が狭いんだぞ。(自慢にならない)


こんなのは余裕にきまっとる。

と心の中で叫びました。