待機所に戻ると試験官がすぐに前の席に座り
書類を机に置いて、一人目の人を呼びます。
「合格です。」
合格と聞いて試験官に深く深くお辞儀をされていました。
神々しい風景でした。
これほど気持ちのこもった礼を見ることは滅多にないでしょう。
私も合格しました。
一人目の人が合格したので、これで私が落ちることはなかろうと思ってました。
ミスはどんなものがありましたかと質問しますと。
「とくになかったです」
といわれました。
しいて言えば、方向転換のバックのときに、もっと後方確認をすべきだが、減点ではない。
あと路上で左折はもうちょっと端に寄ったほうがよかったそうですが、これも減点ではないようです。
運転に変なくせもないしこれでいいです。
といっていただき、たいへん満足して試験を終えることができました。
学生のころ野球の試合に勝ったときの気持ちをなぜか思い出しました。