2017年2月9日木曜日

取得時講習を受けました 一発試験合格体験記

取得時講習を受けに自動車学校に行ってきました。

朝の9時半に自動車学校に着き手続きをすませます。


応急救護



10時から応急救護の授業が始まりました。

応急救護は50分授業が3回になります。


自動車学校の生徒約20名と一緒に講習を受けます。

3回の応急救護の授業の前半は講義とDVD視聴、後半は応急救護の実践です。

教室には6体のオレンジ色の服を着た人形が寝そべっています。

この人形は良くできていて、心臓マッサージをすると胸は凹みますし、口から息を吹き込むと胸をふくらませます。


血液感染や口からの感染対策も考えた応急救護方法を教わりました。

昔に応急救護の授業を受けた記憶だと、怪我人からの感染については教えてもらわなかった気がします。

血液による感染リスクは高いため、ビニール手袋などをしてから止血にあたるなどを教えられました。

また、人工呼吸時は、呼吸が一方通行になる弁のついた口あてをしてからやりました。

車にこれらを常備しておくのが望ましいそうです。


応急救護については、自分でも実践しますから、3時間はあっという間でした。


路上練習



午後からは、

  1. 路上練習
  2. 危険回避ディスカッション
  3. 高速教習講義
  4. 高速道路走行シミュレーション


の順番で4時間の講習を受けました。


路上練習



まず、路上練習です。試験に受かっていますし、長年車に乗っていたこともあって、

雑談などもしながら、和やかに終わりました。


信号待ちの右折で、前車がいたので交差点に進入せずに待っているとクラクションを鳴らされました。

府中の一発試験の試験車両は「警視庁」と書いてあるせいか、

周りの車が割り込んだり、クラクションをならしたりすることは皆無でした。

自転車を追い越さず、最高速度40キロのところを15キロで走行している受験者がいても

周りの車はクラクションを鳴らしませんでした。


自動車学校の車だと完全になめられた感じです。

こんどから自動車学校の車を見たら、あたたかい目で見守ろうと思いました。


危険回避ディスカッション




2時間目は小部屋で危険回避ディスカッションをしました。

DVDを見たあと、教官から写真を見せられ、

その写真をみてこのあとの危険予測と回避についての質問に答えます。


この授業がいちばん面白かったです。

やっぱりコミュニケーションをしながらの授業は楽しいですね。

ただ、聞いているだけの授業は退屈ですから。


教官も非常にわかりやすく丁寧に教えてくれました。



高速教習講義




3時間目が退屈なただ聞いているだけの講義でした。

高速道路についての学科の授業です。

これは大部屋で自動車学校の生徒と一緒に聞きました。


ここで、学科教習の本を借りたのですが、とても分厚いのにびっくりしました。

すでに学科の試験はパスしており、ほぼ理解している内容でしたので眠くなりました。


この授業の教官はダメですね。

教習本をそのまま読み上げて、線を引きなさいと言うだけです。

ふつうは、自分の体験から実例を話したり、なぜこのような規則なのかを解説したりするもんだと思います。


間違いも数箇所ありました。

高速道路の本線車道についての認識が間違っています。

本線車道には、加速車線・減速車線・登坂車線・路側帯と路肩は含まれないと教習本にかいてあります。

それを教官はこう説明しました。

「本線車道とは、加速車線・減速車線・登坂車線のことをいいます。路側帯と路肩は本線車道には含まれません。」

ちょっとあきれました。大丈夫でしょうか?

いま、教則本を自分で読んでおいてのことですよ。

もちろん、加速車線・減速車線・登坂車線も本線車道ではないです。

書いてありますし、読んだじゃないですか。



あとキロポストについても認識が間違っています。

キロポストは起点からの距離をあらわす標識で、25.4などとかかれたものです。

高速道路の始まりからいま何キロ地点ですよという標識ですね。

この教官は、車間距離確認の看板をキロポストと呼んでいました。

車間距離にキロ単位の標識が必要なのでしょうか?



また、高速道路は125cc以下の二輪は通行不可ですが

「125cc以下は走れません。125cc以上は走れます。」

と言っていました。

学科試験の問題によく出ると思うのですが、こんな認識でいいのでしょうか?

125cc以下も125cc以上も125ccは含まれますよね。

125cc以下という表現を使った場合は、125cc以上という表現は使えません。

125ccを超えるという表現になりますね。

そうすると125.00000001ccだと125ccを超えていますから、高速道路を走れます。

運転免許の教則本にも125ccを超えるという表現が使われます。

これはテストでも使われる表現ですから明確にするのがあたりまえだと思います。

細かいことを言っているようですが、テストに良く出ますのであえて言っています。




授業の途中で、教則本にある確認テスト10問をやるのですが

案の定

125cc以上の自動二輪は高速道路を走ってよい。

高速道路の本線車線には、加速車線や減速車線は含まれる。

という問題がありました。


この教官は問題の10問の解説は全くせず、丸かバツかだけ言いました。

問題文をほんとうに読んでいるのでしょうか?


ちなみに答えは

125cc以上の自動二輪は高速道路を走ってよい。 ×

高速道路の本線車線には、加速車線や減速車線は含まれる。 ×




私はお金を払って講義を受けたわけです。

そう考えるとだんだん腹がたってきました。

よほど指摘しようかと思いましたが、やめました。


教官を指導するシステムが必要だと思います。

バスに乗っていると、運転手の横で指導教官が指示している場合がありますよね。

ああいったことが必要だと思います。

まあ、小学校をはじめ公教育の場でも、でたらめな先生もいると思います。

先生を指導する、あるいは先生同士が間違いを指摘しあうようなシステムが教育現場では必要だと思います。

ほとんどの教育現場では、先生の授業をまともに評価し、改善しているところはないんじゃないでしょうか。

ちょっと恐ろしい気がします。



一発試験の前に、こことは別の自動車学校で一回50分だけ路上教習を受けました。

これは、マニュアル車の試験を受けるにあたり、自分の車がATなので少し不安になり

マニュアル車に一度乗っておいたほうがいいのではという判断から受けました。


この自動車学校は、自動車学校で検定試験はできないところで

試験は府中などの試験場でやってくださいという自動車学校です。


この教官は、最悪最低、間違いだらけで話しになりません。

ここでその間違いを書くと、この文章をよんで試験にのぞまれる方がいらしたら

混乱を引き起こすと思われるので事例もかけません。


サッカーのルールを間違えたままプレーしているような人でした。

相手の足をけっても反則にはならないよ、スローインのときは足でけってもいいんだよ、

とかあきらかにでたらめを教えるわけです。

20年教官をやっているので任せてくださいなどとも言うわけです。

20年間だれも間違いを指摘する人がいないのでしょう。



たぶん多くの自動車学校の場合、実技は教官を選べると思いますので

なるべく良い教官をみつけて指導してもらうといいと思います。

事務の人などに上手く聞くと、良い教官を教えてくれるかもしれませんね。


教官のレベルはまちまちですので、くれぐれもやる気のない感じ、雰囲気の悪い感じの教官は避けたほうがいいですね。

あいさつや話し方や態度でだいたいわかると思います。

やはり、明るく、清潔で、あいさつも気持ちよく、話し方も丁寧な方がいいですね。

こういう感じの方で、あまり間違った教え方をされる方はいないと思います。


ちなみに府中運転免許試験場の試験官は警官ですので

服装から髪型から姿勢まで、全くスキがありません。

見た目はピシっと決まっています。

笑顔で接してくれますが、目は笑っていません。

不正、間違い、違反は見逃さない、許さないといったメッセージがビンビン伝わってきます。

受験者のわたしまで背筋が伸びました。




高速教習 シミュレーター



最後にシミュレーターを使っての高速教習です。

この教官は、路上練習と危険回避ディスカッションをやった教官で、非常にわかりやすく熱心で正しい教則を教えてくれました。

非常によい教官でした。


立派なシミュレーターなのですが、酔って気分が悪くなりました。

やはり実車の感覚とは全く違います。

教官も「気分は悪くないですか?」

と何回も声かけされていましたので、よほど気分が悪くなる人が多いのだと思います。


シミュレーションをスタートします。

高速道路の駐車場を出発すると、横から子供が絶妙のタイミングで走りこんできました。

ブレーキをかけうまく止まれましたが、このタイミングかよと笑ってしまいました。

たぶん、子供をひいた教習生はたくさんおられると思います。


シミュレーションですから笑っていられますが、現実だったら人生の破滅です。

実際、駐車場は車にのっていてもっとも危険な場所だと思います。

とくに子供は死角に入りやすいので、スーパーなどの駐車場は注意が必要です。

わたしも、いつも駐車場は最新の注意をしています。

また、自分の子供も駐車場で事故にあわないように、必ず手をつないで歩きます。

それでも事故を起こしたり、事故にあったりする可能性はあるので、油断しないように心がけねばなりません。


初心者の方は、なるべくお店の駐車場は、お店の入り口から遠い空いている場所に止めるのがおすすめです。

どうしてもお店に近い場所に止めたくなりますが、初心者の間はお店の入り口から離れている場所が特等席だと思います。

店の入り口近くは、人の出入りや車の出入りが激しく、もっとも人をひく可能性が高い場所です。


わたしはこのシミュレーションで気持ち悪くなりましたが、一応無事故で終えられました。



最後に修了書を二枚もらい取得時教習は午後6時前に終了しました。

さあ、ようやく運転免許所がもらえます。

また府中にいくのかー。



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