2016年2月21日日曜日

路上試験の直前練習 (路上試験対策講習)


マニュアル車で試験を受けることへの不安


府中運転免許試験場での路上試験はMT車で予約しました。

私は2年ぐらい前までマニュアル車に6年ほど乗っていました。

現在の自家用車はATです。


ですので仮免での路上練習はこのAT車で行なっていました。

しかし、試験の4日前ぐらいになると

「MT車で試験を受けて大丈夫かな?操作を忘れてないかな?」

などと不安になってきました。


最近はMT車に乗っている人はなかなかいません。

世の中の車の9割以上はオートマチックだと聞いたことがあります。

どうやったらMT車で練習できるだろうかと考えてネットで検索を始めました。


まず、レンタカーを調べましたが、レンタカーもATオンリーがほとんどです。

まれにMT車のあるレンタカー屋さんもありましたが、うちの近所ではありません。

また、レンタカーを仮免許で運転していいのかという問題もありますので

とりあえずレンタカーはあきらめました。


次に自動車学校を調べました。

もしかすると、ペーパードライバー講習のような形で、

場内を運転させてくれるようなところがあるんじゃないかと思いました。


すると、飛びこみで試験場の対策をしてくれる自動車学校が何軒かありました。

どうも、自動車学校で試験をするのではなく、

試験場で受験する生徒を教える自動車学校があるようです。


そんなのは知りませんでしたから、そういう自動車学校を調べたところ、

家から電車でいける範囲のところで、何軒かありました。

その中で、いちばん近いところで、いちばん安い値段で、50分間、

試験場対策の教習をしてくれるところをみつけました。


とりあえず電話をしてみて、路上試験用の講習をMT車で50分間受けたいというと

3日後の試験の前日なら空いているということで予約しました。

指定された駅前で待ち合わせし、そこから教習をスタートさせることになりました。


路上試験対策教習


予約日になり、待ち合わせの駅に10分前にいくと、もう教習車が停っていました。

教官と挨拶をすませ車に乗り込みました。

教官が車を運転し、路上で停車しました。


ここで、教官の講義がはじまりました。

教則本を片手に、どういう走り方をすれば試験に合格するかを講義されました。

なにか非常に熱心に語られているのですが、とにかく私はMT車を走らせることが目的でしたから

はやく講義が終わることを願っていました。

講義の内容は、学科試験に合格後ですので、ほとんど理解していましたので。


講義の途中で交通教則や走り方についての質問を教官がするのですが

質問に正しく答えているのに、それは違うと教官はいいます。

いやいや、学科を終えたばかりで、答えは合ってるはずなんだけど、違うことをいいます。


なんかおかしいなあ。大丈夫かこの教官。

別の質問がきて、正しくこたえると、それも違うといいます。

「来てよかったですね。今のままでは絶対試験は受かりませんよ。今日正しい知識を覚えてください。」

そう言われました。


あれーーーー?

そんな馬鹿な。おかしいんじゃないの。

とにかくこういう講義が30分も続いて私はイライラしてきました。


ようやく、講義が終わりやっと車を走らせることになりました。

久しぶりにマニュアル車に乗りましたが

ものすごく身体が覚えています。

自転車に何年も乗っていなくても自転車に乗れるように

なんの問題もなくMT車に乗れてました。

まあ6年も乗っていたのだから、そうだよなあと思いました。


ただ、教官はとにかくMT車における技術的な問題についてしつこく言ってきます。

運転中の注意はほとんどこれに費やされました。


ここまで書いてきて、教官の言動については具体的に書いていないことにお気づきだと思います。

あまりに出たら目なので、これを見ている方で試験を受けられる方がおられたら

その人に悪影響がでると思い、具体的には書きません。


人間の脳は、間違ったことを覚えてしまうと、そこから抜け出すのはたいへんです。

最初から正しいことを覚えてしまえば、苦労なくすごせます。

たとえば、漢字の書き順を間違って覚えたら、それを直すのはたいへんですが

最初から正しく覚えて書く練習をしていれば、なんの苦労もなく正しい順番を一生覚えているわけです。


運転操作や運転教則なんかも同じだと思います。

もし、この教官に初心者の方が教えてもらったとしたら、不幸以外のなにものでもありません。

黄色は「きいろ」ですが、この教官は「あおいろ」と覚えています。

ひどい間違いです。とんでもない間違いです。

この教官に間違いを指摘する人が全くいないことが恐ろしいです。


ほんの少しMT車に乗れましたが、自分のやりたいことは全くできていません。

最後に停車してくださいといわれたところからわざと数メートル先に停め

「あっ行き過ぎたのでバックします。」

といってバックの練習を自ら一回しました。

バックも覚えています。

半クラも無意識にやってバックしています。


笑顔で感謝を教官に伝えて別れました。

なにか、非常に嫌な気分になりました。

教官にたいしてではなく、自分がお金をケチって安い自動車学校で予約をとったことに後悔しました。

教官は何十年も信念をもってやっている感じがしたし、一生懸命教えてくれました。

しかし、根本的な間違いが多すぎます。

たぶん学科試験を受けても、絶対に一回では通らないと思います。

わざとでたらめを言っているのかと疑うレベルでした。

交通教則についても、運転方法についても

今考えても完全に間違っています。


正しい走り方については、学科試験合格後に試験場でもらう

受験の手引き

これに書いてありますので、これを熟読されることをおすすめします。


あとで府中の試験場で試験をうけてわかることですが

自動車学校の教官がこだわって教えていた技術的な問題など、どうでもいいことだとわかります。

試験ではそんなところは見ていません。

実際に気になったので、試験官にその問題について聞きましたが

そんなことは初めて乗る車だと当たり前なので減点しないと言われました。



やはり、自動車学校もいろいろあると思いますので、もし飛び込みで教習を受けようと思われる方は

ホームページの雰囲気を見れば、どの自動車学校を選べばいいか、

どこは選んじゃダメかがわかると思いますので、

私のような失敗をしないようにしてください。

なにか、トラウマになるような教習でした。

教官に悪気がないだけに、非常に後味が悪いです。



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